4K放送の「録画」「ダビング」についての現状での情報
いよいよ、2018年12月1日から開始される「BSによる4K衛星放送」ですが、2011年の「地デジ」化のときと違い、「テレビ自体が見れなくなる」わけではないからか、「チューナー」や「録画」について、あまりアナウンスされていないのと、「家電量販店」の販売員も、実際「よく理解できていない」という印象なので独自にいろいろと検索してみたものをまとめてみました。
現状、4K画質のまま録画できる機器は「HDD(ハードディスクドライブ)」のみ
一部、噂では新4K番組は「コピーネバー(録画不可)」になる予定との事でしたが、現在アナウンスされているのは、現行の「地デジ・BS・110°CS」同様、「ダビング10」と、有料放送の「コピーワンス(ムーブは可能)」などが採用される予定との事。ただし、「4K画質」のまま「ブルーレイディスク」「DVDディスク」に録画できるレコーダーが存在しないので、現状での番組の保存は「HDD(ハードディスクドライブ)」のみとなる見通し。
「圧縮録画」ができないので「大容量HDD」が必要
各社のレコーダーでは、解析度を落としてデータを圧縮して長時間録画可能な「録画モード」を選択できるが、「4K放送」の場合は、現状、「放送画質そのままのデータ容量でしか録画できない」とされている。したがって、録画機能付きチューナーに1TBのハードディスクドライブを接続しても、約64時間しか録画できないという計算になるとの事。
最低でも「1TB」の「ハードディスクドライブ」が必要らしい。
「CATV(ケーブルテレビ)」での対応は?
「J:COM」など一部のケーブルテレビに加入されている場合、「新4K」視聴サービスを12月1日より提供すると発表されていますが、アンテナ等受信設備の追加、交換の必要なく対応できるとの説明ですが、「4K対応STB(セット・トップ・ボックス)」への交換(事実上値上げ)は必要になります。これは、光回線網でテレビ波を受信している「フレッツテレビ」でも同様との事。
「録画」に対しては、各社が提供する「STB」次第といったところなので、それぞれ確認が必要です。
ネット配信の「4Kコンテンツ」の番組保存は?
「Netflix」「Amazon Prime Video」「YouTube」など、既に「4Kコンテンツ」を楽しんでいる場合、「番組保存」に関しては、それぞれ「推奨の方法」で利用されていると思いますが、現状通りの方法でダウンロードして楽しむ事になります。2018年現在、従来の「地デジ感覚」で、高画質が「ウリ」の「4K放送」を「録画」「ダビング」できるようになるのは、まだまだ先の話になりそうです。
いずれにしても「地デジ化」のときと違い、テレビ自体見れなくなるわけではないので、「しばらく様子見」でもいいかと思います。
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