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「ITライフハックマスター」 AI和泉(旧ぱわきち)です。情報家電業界で40年以上の経験を持ち、消費生活アドバイザーやテレビ地デジ化推進業務なども行ってきました。この時代を生きる人に役立つIT・通信・放送に関する情報をわかりやすくお届けします。私の目標は、新時代のインフラやデバイス、ガジェットの仕組みや最新話題を「情報共有」してもらうことです。

家電

家電量販店の保証制度の注意点


家電量販店の保証制度の注意点

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メーカー保証と量販店保証とは違う
もともとメーカー保証とは、製造メーカーが、四季を通して製品を使用している中で発生する製造段階での不具合に対して、それを「無償」で修復するための制度のことをいいます。

したがって、「落雷」「地震などの天災」「ユーザー自身による改造」などによって壊れた場合は保証の対象外となります。


保証内容は量販店によっては異なっている場合があり注意

この、メーカー保証に対して、最近、各電器量販店で「延長保証」なるのもをよく聞かれるかと思います。

これは、海外製品も増えた現在、従来の「メーカー保証」だけではお客様のニーズに対応できないからと、各量販店が独自の自社オリジナルの保証制度を設けるようになったものです。

一般的に、どこの量販店でも、いくらかの「追加料金」を支払う形式になっているようです。

しかし、ここに盲点が・・・。

家電量販店の延長保証は、メーカー保証のように製造責任で行っているものではなく、正直なところ、各量販店の競争の中で少しでもサービスをアピールするためセールスポイントとして行っている性格が強く、保証内容も各量販店によってまったく異なっているのが現状です。

例えば、PCのハードディスクドライブ(HDD)は対象外とか、1年ごとに保証される金額が下がる、半額しか保証しない、出張修理は実費など、細かい除外項目があるのがほとんどなので、かえって高い買い物になってしまうケースもあるようなので、商品購入時に同時加入を進められても、じっくり検討されたほうがいいかも知れません。







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「ジェネリック家電」とは何か?


「ジェネリック家電」とは何か?

*写真は「Qriom(山善)」ブランドのDVDプレイヤー
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大手ブランドでなくても安くて高品質の製品
私のブログの中で頻繁に出てくる「ジェネリック家電」という言葉は、「近兼拓史氏とジェネリック家電推進委員会」が雑誌「週刊プレイボーイ」紙の記事の中で、「安くて優良な家電製品の地位向上と認知度アップを願ってつくった造語」です。

最近、「ドン・キホーテ」などでも、自社の「情熱価格」ブランドの製品を「ジェネリック」と称するようになったり、テレビなどでも紹介されるようになったので、このブログでも使わせて頂いています。(私個人的には、ドンキの情熱価格はPBプライベートブランドだと思っていますが)


近兼拓史氏のグループが提唱する「ジェネリック家電」とは以下のようなものです。

  • 有名ブランドという看板代を省き、ノーブランド化で価格を抑えた製品
  • 不必要な機能を省き、シンプル化で価格を抑えた製品
  • 高価な最先端技術を使わず、成熟技術と汎用部品で価格を抑えた製品
  • 家電の原点に通じる楽しさや便利さを追求した、ユニークな製品



現在活動している主な主なジェネリック家電メーカー

山善(Qriom) 本社:大阪府大阪市
「山善」という会社は、Panasonicなどの製品を扱う、いわゆる「問屋さん」というイメージがありましたが、現在は、家電メーカーとしての顔と、各家電メーカーとも大切なパートナーを組んでいる総合商社としての顔ももっています。

大手メーカーの得意な事はそちらに任せて、大手がやらない事(やらなくなった事)を自社ブランドでやる、という、「共存共栄主義」を第一に考えているようです。




オリオン電機 本社:福井県越前市
最近、このブランドを知った人も多いかも知れないが、創業60近くの老舗で、北米市場に於いて、主にブラウン管、液晶と続くテレビで成功を収め、「世界のオリオン」として知られる存在になった企業。




オリオンの液晶24型テレビは、「2013年ジェネリック家電大賞AV家電部門賞」を受賞しています。


ツインバード工業
 本社:新潟県燕市
冠婚葬祭や贈答品などで使われる「ギフトカタログ」には欠かせない「スキマ家電製品」の名門企業でもある。

大手メーカーが手を出さないジャンルを果敢に攻めるのも得意だが、「スタンド照明」分野では、国内第2位の実績を持つなど堅実な一面もあります。

防水CDプレイヤー、防水ポータブルテレビなど、手軽な防水家電に強いのが特徴で、同社の「ザバディシリーズ」女子人気も高いらしい。



アイリスオーヤマ 本社:宮城県仙台市

昔から、
プラスチック製品のクオリティの高さには定評があったメーカーですが、2017年には、国内のエアコン市場に参入するなど、今一番元気のありそうなメーカーです。

この自信からか、アイリスオーヤマ自信は、「ジェネリック家電メーカー」とは考えていないらしい。


しかし、同社の目指す路線とは少し違うかも知れないが、やはりアイリスオーヤマにはホームセンターがよく似合う。


AudioComm-オーム電機(OHM) 本社:東京都豊島区

もともとは、東京で創業された家電店であったが、1974年に。製造卸業者に転換。

現在は、携帯ラジオ、ラジカセ、ヘッドホンなどのオーディオ関連グッズから、乾電池、電球、電器スタンドなど、よく見かけるブランドです。


ちなみに社名は「オーム」だが、90年代に起こった、「オウム真理教事件」に際して、「オウム」「オーム」を混同され、風評被害を受けた企業で、混乱を避けるため、現在の「OHM」に変更されたということです。

イズミ(泉精器製作所)本社:長野県松本市
精密加工技術は世界屈指の実力と言われるメーカーで、特に電機シェーバー、電設工具の高い品質で評判があります。

1939年の創業後、電設工具で頭角を現し、その後電機シェーバーのOEMや自社ブランド製品をホームセンターやディスカウントストアなどで販売して実績を積み上げて来ています。




コイズミ(小泉成器)本社:大阪府大阪市

サイフの固い
女性顧客たちに支持され、ヘアドライヤー市場では、もはやブランド化しているし、調理家電の分野でも、高評価を受けているメーカーです。
 

どのジャンルの商品も、いたずらに高価格化を目指すのではなく、コストパフォマンスに優れた製品作り続けている姿勢には好感が持てます。


テスコム 本社:東京都品川区
同社の業務用理美容ブランド「Nobby」がヘアメイク業界で広く支持されていて、女性にはおなじみとなったメーカー。



最大の特徴は、女性向けビューティ製品の豊富なラインナップで、顔、爪、肌総合家電メーカーでは手が回らないような細やかな機能の製品を盛りだくさんに取り揃えているというところです。


シュアー(石崎電機製作所) 本社:東京都台東区
確かな技術でハイクオリティな電機製品を作り、思いっきり脱力するキャッチコピーとともに販売しているのが、「シュアー」ブランドです。

そんななか、キンキラに輝く代表作が、この「男前アイロン」



この「男前アイロン」の他、不器用な男の「モテナシベーカー」など、脱力コピーに磨きをかけ活路を見出しているかのようである。

TMY(ティー・エム・ワイ) 本社:栃木県足利市

日本メーカーで最初にポータブルDVDプレイヤー1万円を切る快挙を成し遂げたり、既成概念と価格にとらわれない発送が高く評価されているメーカーです。

ハードディスク6台まで接続可能なレコーダーや、USBメモリーに録画可能なテレビを大手メーカーに先がけて発売したり、デジタルレコーダーからブルーレイ、DVDを抜いて、「チューナー+HDD」のみの製品など、大手では思いつかないような製品を作ってくれるメーカーだと思います。


クマザキエイム 本社:神奈川県横浜市

バブル崩壊後の1992年の日本中が不況の真っ只中に、あえて反骨精神を象徴するかの如く創業された企業で、そんな社風を表すようなユニークな製品を次々と発表しています。
この製品も従来のレコードプレイヤーの形の常識をくつがえしたデザインコンセプトですよね。

どの製品がどの枠組みに入るのか微妙だけれども、まだまだこれからの成長が楽しみなメーカーです。


CCP(シー・シー・ピー) 本社:東京都台東区
かつては、「カシオ」傘下の企業であったが、現在は「バンダイナムコグループ」の一員として、ユニークな製品作りをモットーとしている会社です。


最近のヒット作はこの「ラクリート」というロボット掃除機が話題になりました。

「カシオ」と「バンダイナムコ」のDNAを受け継いでいるからか、なぜかガンプラっぽく見えるのはきのせいだろうか?。



他にも、かつては、【アルインコ】【マルマンなどの国内メーカーが、今で言う、「ジェネリック方式」で市場に参入していた事もあったが、今では諸事情あって撤退しています。





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ジェネリック家電の取説事情


ジェネリック家電の取説事情

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*例)「ツインバード」の浴室用テレビの取説

外国製?理解するにはちょっとコツが必要かも

「ジェネリック家電」が、「海外ブランド」と勘違いされる原因として、「取り扱い説明書が多国語表記」になっていたり、製品の音声案内が「英語」の製品があるので、そう思うのも仕方ないところです。


店頭販売している商品では、少なくなっていますが、「Amazon」「楽天市場」などで購入すると、国産ジェネリック家電の海外向け商品に当たる事もしばしばあります。

これは、「ジェネリック家電」を販売する企業に「ファブレス」と呼ばれる「自社工場を持たないメーカー」が多く、製造はもちろん、時には商品企画まで国内外の外部企業にアウトソーシングしているため、発生するという事らしいです。

この場合、販売するメーカーは、国内外から売りたい家電を厳選する、いわは「セレクトショップ」的な役目を担っているというイメージにになります。

このように、複数のメーカーから同一製品が出るような海外の人気製造元で作られた家電は、それこそ世界中からたくさんの引き合いが来て、当然、取り扱い説明書も多国語表記が必要になるわけです。

英語、中国語、ハングル語はもちろん、中東各国でも大きな需要があるため、「アラビア語」でも書かれている事も多いと聞きます。

製造元も各国向けの取説をいちいち分けて入れるのも大変なので、1つの取説に全部印刷してしまうというわけです。

箱を開けたら、スペイン語アラビア語などで書かれた取説が出て来ることがあるのは、こうした事情によるそうだ。

もちろん、日本語表記もありますが、多くは「自動飜訳ソフト」頼りのケースがあり、例えば、「あなたが右を押すことによって強くボタンが電源にはいりまう(?)」など、意味不明の文章に出くわしたときには、そういう事情なので、こちらも気を利かせて、「イマジネーションを働かせて」読み取るようにしましょう。





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DXアンテナのテレビの今後は?


DXアンテナのテレビの今後は?

倒産・解散したのではなく、吸収合併・撤退していたらしい
2011年7月「地デジ化」の際、高額、大画面、デジタル3波搭載の大手メーカーテレビに対応できない層に支持され、当時の「地デジ化」に貢献した、「船井電機」の子会社「DXアンテナ」「地デジチューナーのみ内蔵」格安液晶テレビですが、最近みかけないと心配していたら、こういう事情があったのですね。


DXアンテナ


ネット通販では、まだ販売している商品も・・・、これが最後のチャンスかも知れません。

親会社である、「船井電機」が家電大手の「ヤマダ電機」とタッグを組んで、「フナイの4K」として、国内テレビ市場に再登場する事になり、「地デジ化」も完了したので、「お役御免」という事で、「エレコム」に売却されたという事でしょうか?。

しかし、2017年10月現在、テレビ本体自体は製造していないものの、「アンテナ関連機器」事業は続けておられるようなので、安心しました。

(以下、DXのサイトより転載)

 DXブロードテック製品(液晶テレビ、レコーダー、プレーヤー)の取扱い終了について

拝啓

貴社ますますご清栄のこととお慶びいたします。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

このたびDXアンテナ株式会社は、親会社の船井電機株式会社が弊社株式をエレコム株式会社へ譲渡することになり、エレコム株式会社のグループ会社となります。
それに伴い、弊社は2017年3月30日をもって、DXブロードテック製品(液晶テレビ、レコーダー、プレーヤー)の販売を終了いたします。3月31日より、同製品のサポートに関しましては船井電機株式会社の業務委託先;船井サービス株式会社が行います。
同製品の取扱い終了に際し、皆様にはご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

DXブロードテック製品(液晶テレビ、レコーダー、プレーヤー)の修理に関しましては、船井電機お客様ご相談窓口へお問い合わせください。
また、ご不明な点が御座いましたら下記のDXアンテナ株式会社カスタマーセンターへお問い合せ下さい。

今後ともDXアンテナならび当社製品をご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

敬具

【今後のDXブロードテック製品(液晶テレビ、レコーダー、プレーヤ)に関するお問合せ】

船井電機お客様ご相談窓口
フリーコール 0120-952-932 (通話料無料)
http://www.funai.jp/jp/support/
受付時間 9:00~17:30
(土曜・日曜・祝日及び夏期休暇・年末年始を除く)

 

【取扱い終了に関するお問合せ】

DXアンテナ株式会社 カスタマーセンター
フリーコール 0120-941-542 (通話料無料)
携帯電話・PHS・一部のIP電話で上記番号がご利用になれない場合
03-4530-8079 (通話料有料)
http://www.dxantenna.co.jp/
受付時間 9:30~17:00
年中無休(夏季・年末年始休暇は除く)

※地デジチューナー及び地デジチューナー用リモコンは、DXアンテナカスタマーセンターへお問合せ下さい。
※お取引先各社様はお手数ですが、弊社営業担当にお問合せください。



(以上、DXのサイトより転載)

という事だったんですね。


オリオン、ドウシシャのテレビは同一のもの?


オリオン、ドウシシャのテレビは同一のもの?

どちらも同じ国内メーカーだが、じつは、提携企業らしい
「ジェネリック家電」と言われる世界では、「なんだか、あっちのメーカーのテレビと、こっちのメーカーのテレビが、ロゴ以外まったく同じにみえるんだけど・・・?」という事がよくあります。

オリオンTV

「ホームセンター」や、「総合ディスカウントストア」「家電量販店の特売用」などで見かける事も多くなった、「オリオン」の液晶テレビ。

かつて、地デジ化以前ブラウン管テレビ市場で、「14,20型テレビデオ」など、低価格テレビ「ディスカウントストア」を中心に、「日替わり特価」などの目玉商品として販売されていて、私も、独り暮らしの時代に購入したこともあります。

当時、「LG電子」など、韓国勢も、ディスカウント市場に参入していたので、てっきり、外国製だとばかり思い込んでましたが、「オリオン」はれっきとした、福井県に本社のある、国内メーカーの製品です。

私のように、外国製だと思っている消費者が多いらしく、最近では、店頭のデモ機にも、わざわざ、「国内メーカー品」と表示されているケースもよく見かけます。

それにしても、高い技術を誇っていた、国内大手メーカーが軒並みテレビから撤退していく状況の中で、なぜ、同社は生き残れているのかというと、同社の「技術をはあるけれど、その製品に不要な技術を使わず、価格を安くしたほうがお客様も喜んでくれる」というスタンス。

例えば、テレビのラインナップも、16インチから50インチまで取り揃えているが、32インチ以下では「フルHDパネル」は採用せず50インチ以下でも「倍速エンジン」も採用しない方針だそうです。

その一方で、50インチのテレビでは、「フルHD」に「倍速エンジン搭載」など、大手メーカーのよくやる、「技術の押し売り」で製品価格を上げる事なく、「お客様目線」にたった製品作りが支持されているメーカーだと言われています。




さて、本題の「オリオン」と「ドウシシャ」の関係ですが、簡単にいうと、「メーカーと商社(問屋)の取引」で、「オリオン」製品を流通しているのが、「ドウシシャ」という関係で、「オリオン」で制作したテレビを「ドウシシャ」ブランドでも販売しているルートもある、という事らしいです。

ただし、同じ見た目でも、販売ブランドによって、サービス体制は違うという事なのですが、同じ国内メーカー製(工場はタイにあるそうだが)なので、安心して購入できるブランドだと思います。

 
スマホ・タブレットがリモコンになります。





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