今更ながらAM/FMラジオの話ー電波・アンテナの知識
このブログでは、「radiko」など「デジタル受信」を紹介していますが、「災害時」やアウトドアなど、インターネット回線が確保できなければ何の役にも立ちません。
「WiFi」が使えなくてもAM/FM電波は受信できます
テレビは完全デジタル化されましたが、「ラジオ」については、現在でも「アナログ」のまま、放送され続けられているのは、こうした「最終的に必要な放送インフラ」として必要なのであろうと思われます。AM/FM放送であれば、仮に「ネット環境」がダウンしたとしても、「ラジオ電波」自体は、常に空間に飛び交っているので、受信できる「ラジオ」さえあれば、必要最低限の情報を得られる事が可能です。
特に「ラジオ」の便利な点は、持ち運び可能な「ラジカセ」「ポケットラジオ」など、ケータイやスマホと違い、「乾電池」での作動が基本なので、「充電」に悩む問題が少ない点が注目されました。
ラジオ付属の「ロッドアンテナ」はFM受信用です。
よく勘違いされているのが、このアンテナ。
受信感度が悪いとよく調整してみて、良くなったり、悪くなったりする気がしますが、これは「FM放送」に限っての事。
「ロッドアンテナ」のない、超小型のポケットFMラジオやFM対応の携帯電話など、付属の「イヤホン」がアンテナの役割をしているケースも多いようです。
「AM放送」のアンテナは、ラジオ本体に内蔵されていますので、「AM放送」の受信状態が悪い場合は、ロッドアンテナを調整するのではなく、ラジオ本体の向きを変更してみるなどの処置が必要になります。
これは「AM放送」に限らず、「ワンセグ」や「Bluetooth」にも同じ事が言えるとの事です。
屋外受信なら「WiFi」よりアテになるようです
災害などで、屋外に避難せざるを得ない場合、「SNS」が連絡手段として有用であることが注目されましたが、「ネット環境に依存」した手段であるため、基地局がダウンしたり、バッテリー切れなどの問題は残ります。その点、「ラジオ」は、一番歴史のある「インフラ」なので、ここ一番では頼りになりそうです。
我が家では「災害対策用ラジオ」を1台用意していたので、先の震災時の輪番停電の際、「手回し充電」ができ、かつ、「携帯電話に充電可能」な機種だったので、停電中でも「ワンセグ」でテレビが観れたりとずいぶん重宝しました。
最近の機種であれば「USB充電」等、スマホにも対応しているラジオもあるようなので、1台用意しておくと安心だと思われます。
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