【情報共有】2024年「固定電話」NTT加入電話(メタル回線)終了-「メタルIP回線」として継続される予定ですが・・・

「悪質(強引?)電話セールスの登場」が予想される「2024年固定電話(メタル回線)終了」問題。
かんたんに言うと、従来からある「一般電話」「家の電話」、いわゆる「固定電話」の事を指すのですが、「NTT」としての「正式名称」が「加入電話」。
これに使用されている「電話回線」(メタル回線)での「電話サービスが終了する」という事なのですが、「仕組みがわかりずらい」ため、「ひかり回線業者(代理店)」などから「このままでは2024年から電話が使えなくなります」と「不安を煽るセールス多発」の恐れがありますので、2022年5月時点で「NTT」より「正式に発表」されている「実際」のところをまとめてみました。
*ちなみに自分の電話が「NTT加入電話」かどうかは「電話機」から「モジュラーケーブル」がどこに「つながっている」かで「確認」する事ができます。

「メタル回線」自体は終了しますが「メタルIP電話」として今までの環境で「継続使用」できる予定。しかしいつまで利用できるのかは「微妙」
「結果」から言ってしまうと「NTT内での設備の変更工事などが必要」ではあるのですが、「我々ユーザー側」では特段「何の用意の必要なく」新たな「メタルIP回線」に「自動的に切り替わる」というスケジュールがアナウンスされています。
NTT東日本で公開されている「固定電話のIP網移行」に関するPDF
では
「何故、こうした変更が行われるのか?」
【1】「利用者減」により「商売」として成り立たない
↓少し「古い統計」になりますが「参考まで」に
2022年現在、さらに「メタル回線が減少」「ひかり電話が増加」していると「推測」されます。
【2】NTT側の方針として「フレッツ光」「5(G)等、次世代通信規格」に「順次切り替え」を進める
さらに「NTT東日本・西日本」とも「メタル回線の延長を終了」し、有線では「フレッツ光」、モバイル回線として「5(G)」回線の「拡大」の方向に向かっているようです。
【3】「設備の老朽化」と「メンテナンス人材不足」のため「現状維持」できない
個人的に、おそらく「今一番問題」かと思われるのが「メンテナンス人材不足」という点。
2011年「テレビの地デジ化」あたりから普及した「光回線」の「技術者」は増えているのですが、異なる仕組みの「メタル回線」を取り扱える技術者が「どんどん減少」し、「回線自体のメンテナンスが危機的状況」という「現場の声」もあるようです。
以上の理由により「メタル回線」による「加入電話」サービスの提供が「困難」になるため、「既設のメタル設備を有効利用したIP電話」に変更する、と言うのがこの「メタル回線終了=>メタルIP電話」への移行となるわけです。
この「切替」で懸念されるのが、「NTT東日本・西日本とは関係ないにもかかわらずNTT東日本・西日本」と称したり、「今までの電話機が使えなくなる」などの事実に反した説明をするなどして、「必要のない端末の購入・設置等の契約を強引に迫る」などの「悪質な販売勧誘等」が発生する「恐れ」がありますので「注意したい」ところです。
しかしながら「設備の老朽化」は「いかんともしがたい」ところのようで「いつまでも続くサービス」なのか、と言うと「とりあえずは・・・」との事らしいので「いずれ新しい仕組みができるのを待つ」か「ひかり電話」や「ケーブルテレビのIP電話」などに「切り替える日」が「いつか来る」のかも知れません。
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