【検証】「Netflix」「Amazonプライムビデオ」番組を保存して「オフライン再生」する-Windows10標準の「Xbox Game Bar」機能
「テレビ放送」の「HDDへの録画や「DVD/ブルーレイ」などのメディイアのコレクションに代わり「動画配信サービス」での「番組視聴」がメインになりつつある「昨今」ですが、こうした「インターネットコンテンツ」に関しては「HDD」や「DVD/ブルーレイ」に「録画」が「非対応」となっています。
本来は「録画の必要なく、いつでも観たい時に視聴できる」のが「動画配信サービス」の「売り」ではあるのですが、「著作権などの関係」「期間限定のサービスコンテンツ」など「いつの間にか非公開になってしまっているコンテンツ」も少なくないようです。
基本的に「スマートフォン/タブレット」端末用アプリに関しては「オフライン再生機能」という「一時的に端末に番組を保存」して「オフライン視聴」できる機能もあるのですが「期間限定のコンテンツ」の場合「期間が過ぎると保存しても視聴できなくなる」ケースが多いようです。
また「PC」版サイトの場合、そもそも「保存機能」すらありません。
「映画」「ドラマ」などのコンテンツの場合、複数の「配信サービス」で配信される可能性も多いのですが「ドキュメンタリー」や「音楽ライブ」など「期間限定コンテンツ」を「保存しておきたい」という向きも多いと思われます。
↓「TVer」「Gyao!」「AbemaTV」など「基本無料の配信サービス」の場合「どがれこ」なるPC用アプリで「MP4形式」で「ダウンロード」する事が可能なのですが「Netflix」や「Amazonプライムビデオ」には残念ながら「非対応」です。
ブラウザを選ぶようで、「Chrome」「Edge」「Brave」で失敗、唯一「FireFox」では成功
では「諦めるしかない」というとそうでもなく「Windows10」PCに限りますが「Windows10の標準機能」として付属されている「Xbox Game Bar」なる「ツール」で「動画をファイルとしてダウンロード」するのではなく、PC画面で再生している「動画/音声」を「キャプチャ(記録)」するという方法が「有効」のようです。
本来は「PCでプレイ中のゲーム操作を記録しておく」ための「機能」ですが、これを「応用」して「動画コンテンツ」を「記録・保存」するという方法です。
ただひとつ注意したい点があるのですが「ゲームなどの一般的なPC動作」については、最も利用されている「Chrome」「Edge」ブラウザで「キャプチャ(記録)」が可能でしたが「Netflix」「Amazonプライムビデオ」を「キャプチャ」しようとすると「真っ黒い画面に音声だけ」しか「保存」ができません。新興の「Brave」ブラウザでも「同様の結果」になるようです。
唯一「FireFox」ブラウザのみ「キャプチャに成功」できました。
操作方法は「FireFox」ブラウザで「動画再生画面」を「全画面表示」にし、「キーボード」の「Windows」+「Alt」+「R」キーを「同時押し」し、「動画を再生スタート」させます。
「動画保存」が始まると「画面右側」に「録画ステータスアイコン」が表示されます。
「録画を終了」させるには、もう一度、「Windows」+「Alt」+「R」キーを「同時押し」します。
「録画保存」されたファイルは、汎用の「MP4形式」で「PC」→「ビデオ」→「キャプチャ」フォルダに保存されます。
「保存」された「MP4形式」ファイルは「PC上で再生」(Windows上では「テレビ&ビデオ」「メディアプレイヤー」)はもちろん「USB/SDカード」「クラウド」経由で「スマートフォン/タブレット端末」に転送して「再生」できようになります。
なお「Xbox Game Bar」の「初期設定」では「記録時間」が「2時間」になっているので「映画作品」など「2時間を超える」コンテンツの場合「記録時間の変更」が可能です。
「設定の変更」は、PC側の「スタート」→「設定」→「ゲーム」と進み。
「Xbox Game Bar」→「キャプチャ」→「記録の最大長」を「4時間」に設定します。
ついでに「音質」「画質」も「標準値」に「設定」されていますので「音質=192kbps」「ビデオ画質=高」に「設定変更」しておきましょう。
もちろん「PC内に保存」してある「MP4」ファイルを「Chromecast」を使用して「テレビ画面」にミラーリングして視聴する事も可能です。↓
(参考製品)
ただ、ひとつ気になるのが、ブラウザが「FireFox」しか対応されていない点。
「PCのスペックに左右」される問題かも知れませんが「Chrome」や「Edge」などと比べて「動作がけっこう重い」ので「録画のタイミングにズレが発生する」「動画再生が不安定」など「課題」はありますが「無料」な上「非公式」な手法ですので「致し方ない」ところかも知れません。
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