【検証】スマートフォンをトランシーバとして使えるようにするアプリ-「Zello」

かつて、アウトドアや災害時などに「特定小電力トランシーバー」が活躍したものですが、現代ではスマートフォンにその役を奪われているようです。
そんな中、今回紹介するのは、まるでトランシーバーのように、仲間とリアルタイムで音声通話ができる無料アプリ「Zello」です。
当然ですが、連絡をやりとりする相手側にも同アプリをインストールしてある事が前提の機能です
Zelloを使用するには、以下の条件を満たす必要があります。
・ iPhone 5s以降、Android 4.0以降のスマートフォンが必要です
・Wi-Fiまたはモバイルデータ通信どちらかのインターネット接続が必須です
・アカウント作成=アプリをダウンロード後、アカウントを作成する必要があります(メールアドレスとパスワードを設定します)
↓アプリはAppストア、GooglePlayそれぞれからダウンロードします。

・アプリを起動後、アカウントを作成またはログインします。

・画面下部の「チャネル」タブをタップして、参加したいチャネルを選択します。

・画面中央の「プッシュツー・トーク」ボタンを押しながら話します

・ボタンを離すと、相手への送信が完了します。

トランシーバーを使用した事がない人にはわかりにくい方法になりますが、このアプリでは実機同様「片方向」づつでの会話になります。
つまり、自分側の画面中央の「プッシュツー・トーク」ボタンを押しながら話すと音声が相手に聴こえますが、このボタンを離さないと相手のの音声は聴こえません。
【Zelloのメリット】
・「無料」アプリのダウンロードと利用は無料です
・「簡単操作」 インターフェースがシンプルで、誰でも簡単に操作できます
・「グループ通話」 複数の人と同時に通話できます
・「位置情報共有」 自分の位置情報を他のユーザーと共有できます
・「オフラインメッセージ」 インターネット接続がなくてもメッセージを送受信できます
・「多言語対応」 日本語を含む、世界中の言語に対応しています
【Zelloのデメリット】
・「通信品質」 インターネット環境によって、通信品質が左右されます
・「バッテリー消費」 プッシュツー・トーク機能を使用すると、バッテリーを多く消費します
・「個人情報」 アカウント作成時に、個人情報を入力する必要があります
・「セキュリティ」 アプリのセキュリティ対策が十分かどうかは、確認が必要です
【感想】
「Zello」は、スマートフォンを「プッシュツー・トーク」のみのかんたん操作でトランシーバーのように使える便利なアプリですが、日ごろからこのアプリを使用していないと「イザというとき役にたたない」おそれはありそうです
概念としての「トランシーバー」を知らない世代が増えており、別の手段(XやLINE)のほうが有効かも知れません
個人的には屋内で複数人で作業中の連絡など、「いちいち電話するのも面倒くさいし通話料がもったいない」ケースに便利に使用できています。
(参考製品)


