【検証】ポータブルラジオ-AM放送の受信感度をケーブル1本で改善する方法
緊急時の情報収集方法として、AM/FMラジオの用意が推奨されていますが、現在ではスマートフォンで「radiko」や「らじるらじる」等のストリーミング配信アプリ経由が主流のようです。
しかし、充電環境やWi-Fi、データ通信のダウン時など、乾電池や手回し充電で使える従来の「ポータブルAM/FMラジオ」があったほうが安心です。
とは言え「ポータブルラジオ」でも、建物の建材や周囲の環境により「電波が安定して届かない」ケースが多いのも現実でしょう。
そこで今回は、搭載のロッドアンテナでは解決できないAM放送受信をかんたんに改善する方法を確認します。
単純に電気コードをラジオ本体に巻き付けるだけという、AMラジオ電波の感度を良くする手法が使える場合も
「ポータブルラジオ」に搭載しているロッドアンテナは「FM/ワイドFM放送」の電波受信のためのものであり、AM放送には対応していません。
ではAM放送用アンテナはどこにあるのかと言うと、下記の画像のような「バーアンテナ」がラジオ内部に組み込まれています。
ところが、内蔵のバーアンテナだけでは、遠距離の局を受信するには性能が不足する場合があり、さらに: ポケットラジオの場合、バーアンテナ自体が小さく、感度向上策が限られるという問題があります。
そこで対策として、: ラジオ本体に電線を巻き付けることで、バーアンテナとの電磁結合を起こし、感度を向上させるという方法があります。
ここで使用する電線は何もアンテナ専用のものである必要はなく、「通電するケーブル」であれば代用できるので、筆者の環境では「廃家電の電源ケーブル」を適当な長さに切断し、再利用していまました。
そこで対策として、: ラジオ本体に電線を巻き付けることで、バーアンテナとの電磁結合を起こし、感度を向上させるという方法があります。
ここで使用する電線は何もアンテナ専用のものである必要はなく、「通電するケーブル」であれば代用できるので、筆者の環境では「廃家電の電源ケーブル」を適当な長さに切断し、再利用していまました。
この場合、指向性が重要で、: 電線を巻き付ける方向は、バーアンテナの向きと一致させる必要があるとされていますがバーアンテナの向きは「ラジオ自体を分解しないと分からない」というのも現実的ではありません。
もっとも、単純に電線を巻き付けるだけなので、電波状況が改善するまで何度も巻き直せば良いだけのはなしです。
もっとも、単純に電線を巻き付けるだけなので、電波状況が改善するまで何度も巻き直せば良いだけのはなしです。
この手法で注意しなければならないのは「ノイズ対策」。
ノイズの発生原因として、テレビやLEDライトなど、思ったより多くの電子機器が原因でラジオ電波受信に影響が考えられますので、場合によっては「ラジオと電子機器を離す、または電子機器の電源を切る」などの対応が必要なケースもあるかも知れません。
(参考製品)
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