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「ITライフハックマスター」 AI和泉(旧ぱわきち)です。情報家電業界で40年以上の経験を持ち、消費生活アドバイザーやテレビ地デジ化推進業務なども行ってきました。この時代を生きる人に役立つIT・通信・放送に関する情報をわかりやすくお届けします。私の目標は、新時代のインフラやデバイス、ガジェットの仕組みや最新話題を「情報共有」してもらうことです。

電磁波

【製品レビュー】電磁波測定機実機購入機-「ERICKHILL 電磁波計 電磁波|電磁場放射 テスター EMFメーター」


【製品レビュー】電磁波測定機実機購入機-「ERICKHILL 電磁波計 電磁波|電磁場放射 テスター EMFメーター」

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家庭内の電磁波測定に、スマートフォンアプリ版を愛用していました。



家庭内事情で「電磁波が多発しているであろう場所を寝室にせざるおえない」ことになってしまい、本格的に電磁波測定し、問題があれば何らかの対策を行おうと、Amazonでベストセラーの製品を購入してみました。

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Amazonレビューでも賛否両論あるようですが、ベストセラー1位かつ4000円前後で販売されているのでダメ元でポチってみました

この製品、Amazonで、4000円前後で販売されていました。

まあ、値段が値段なので、レビューでも賛否両論あるようですが、ダメ元でポチってみました



パッケージ内容は、本体、充電用USB (Type-C)ケーブル、取扱説明書とシンプルなもの。

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(準備)

充電: 付属のUSBケーブルでフル充電(約2~3時間)。バッテリー残量はLCD画面で確認可能。

センサー確認: デバイスに損傷がないか確認。電磁放射センサーは内部に搭載。

環境調整: 測定対象以外の電化製品の電源を切るか離す。環境の電磁干渉を最小限に抑える。

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(基本操作)

電源オン: 電源ボタンを短く押します。画面が1秒間フル表示され、電界(V/m)と磁界(mG/μT)の測定値が表示される。

注) 電源オン時にわずかな数値が表示される場合がありますが、これは電磁干渉によるもので故障ではないらしい。

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(測定モード)

電界(EF)と磁界(MF)を同時に測定します。単位は電界がV/m、磁界がmGまたはμT(切り替え可)。

「MAX」ボタンで最大値表示、「AVG」ボタンで平均値表示。

「HOLD」ボタンで現在の数値を固定(データホールド)。

(警報機能)

電界40V/mまたは磁界0.4μT(4mG)を超えると、画面が赤くなりブザーが鳴ります。

ブザーをミュートするには、設定ボタンでオフに変更(静かな場所での使用に便利)。

(測定のコツ)

・測定対象に近づけ、デバイスをゆっくり動かす。起動中の家電(例:電子レンジ、スマホ)を測定。

・スマホの測定は背面にデバイスを当てる。

・高圧線や基地局は複数回測定し、距離や障害物の影響を考慮します。

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手始めに自宅の電子レンジで計測してみましたが、ちゃんと作動してくれているようです。

5GやWi-Fiなどの計測結果があやしいなど、厳しめのレビューもある製品ですが、家庭内の計測用と割り切って、家中の電化製品の電磁波を計測していくことにします。

↓電磁波の計測結果の判断基準は以下記事を参照




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【情報共有】電磁波測定器・EMFメーターの測定数値の判断基準


【情報共有】電磁波測定器・EMFメーターの測定数値の判断基準

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EMFメーターとは?測定する単位と基本知識

EMFメーターは、電磁場(電場・磁場)の強さを測定する装置です。

家庭で使われる一般的なEMFメーターは、以下の2種類の電磁場を測定します。

①「低周波(50/60Hzまたは20~100kHz)」=電源や電化製品から発生する電場(V/m:ボルト毎メートル)や磁場(μT:マイクロテスラ、またはmG:ミリガウス、1μT = 10mG)。

②「高周波(RF、数百kHz~GHz帯)」=Wi-Fiや携帯電話の電波など、パワー密度(μW/cm²:マイクロワット毎平方センチメートル)で測定。

安全性の目安として、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインを参考にします

「低周波磁場」=一般人向け基準は100μT(50/60Hz)または6.25μT(20~100kHz)。

「高周波」=10μW/cm²以下(2.4GHz帯)。

家庭では、これらの基準値の1/10以下(例:1μT、0.1μW/cm²)を目安にすると安心です。以下では、各電化製品の測定例と判断基準を詳しく見ていきます。

(関連記事)



簡易電磁波測定器・スマホアプリ版で確認できる数値の読み方

1. 電子レンジ(マイクロ波と電源の電磁場)

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電子レンジは2.45GHzのマイクロ波(高周波)を使用し、食品を加熱します。また、電源部から低周波(50/60Hz)の電場・磁場も発生します。

測定時のポイント

高周波=ドアの隙間やシール部分から漏洩するマイクロ波を測定(パワー密度:μW/cm²)。通常、30cm離れた位置で0.01~0.1μW/cm²。

低周波=本体近くで0.5~2μT(5~20mG)。

安全基準=ICNIRPでは高周波で10μW/cm²以下、低周波磁場で100μT以下。

判断方法

高周波=0.1μW/cm²以下なら安全。1μW/cm²を超える場合は、ドアのシール不良や破損の可能性があり、点検が必要です。

低周波=1μT以下なら問題なし。10μTを超える場合は異常で、修理を検討。

対策=使用中は30cm以上離れる。ドアの表面や隙間を重点的に測定。


2. 電磁調理器(IHクッキングヒーターなど強力な中周波磁場)

測定される電磁場

IH調理器は20~100kHzの中周波磁場を発生させ、鍋を加熱します。電場はほぼ無視できるレベルです。

測定時のポイント

低周波磁場=調理器表面で10~100μT(100~1000mG)と強力。50cm離れると1μT以下に低下。

安全基準=ICNIRPの一般人基準は6.25μT(20~100kHz)。

判断方法

調理器表面=10~50μTは正常だが、近距離での長時間暴露は避ける。

1m離れた位置:0.1~1μT以下なら安全。10μTを超える場合は機器の故障を疑う。

対策

調理中は50cm以上の距離を保つ。ペースメーカー装着者は使用前に医師に相談。


3. テレビ:低周波とWi-Fiの電磁場

測定される電磁場

現代のLED/LCDテレビは低周波(50/60Hz)の電場・磁場を発生します。スマートTVはWi-Fi(2.4/5GHz)による高周波も発します。

測定時のポイント

低周波=30cm離れた位置で0.1~0.5μT(旧型CRTテレビは1~5μT)。

高周波=Wi-Fi使用時、1m離れた位置で0.01~0.1μW/cm²。

安全基準=低周波磁場100μT以下、高周波10μW/cm²以下。

判断方法

低周波=1μT以下なら安全。5μTを超える場合は異常(点検が必要)。

高周波=0.1μW/cm²以下なら問題なし。1μW/cm²を超える場合はWi-Fi設定を見直す。

対策=視聴距離(1~2m)を保つと電磁場はほぼ無視できるレベル。


4. PC(パソコン):電源とWi-Fiの電磁場

測定される電磁場

デスクトップPCやノートPCは、低周波(50/60Hz)の電場・磁場と、Wi-Fi/Bluetooth(2.4/5GHz)の高周波を発生します。

測定時のポイント

低周波=デスクトップの電源ユニットやモニターで0.2~1μT(30cm離れた位置)。ノートPCはキーボード上や底面で0.1~0.5μT。

高周波=Wi-Fi使用時、0.01~0.1μW/cm²。

安全基準=低周波100μT以下、高周波10μW/cm²以下。

判断方法

低周波=1μT以下なら安全。5μTを超える場合は電源ユニットやケーブル配置を点検。

高周波=0.1μW/cm²以下なら問題なし。1μW/cm²を超える場合はWi-Fiをオフに。

対策=ノートPCを膝上で使う場合、台やスタンドを使用して直接接触を避ける。



5. スマートフォン:通話時の高周波に注意

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スマートフォンは携帯通信(800MHz~2.6GHz)やWi-Fi(2.4/5GHz)による高周波が主。低周波磁場(バッテリーやスピーカー部)は微弱。

測定時のポイント

高周波=通話中は頭部付近で0.1~1μW/cm²。待機時は0.01μW/cm²以下。

低周波=0.1~0.5μT。

安全基準=SAR(比吸収率)は2W/kg以下(頭部・体幹)。低周波磁場100μT以下。

判断方法

高周波=1μW/cm²以下なら安全。10μW/cm²を超える場合は電波環境や機器の点検を。

低周波=1μT以下なら問題なし。5μTを超える場合は故障の可能性。

対策=通話時はイヤホンやスピーカーモードを使い、頭部への高周波暴露を減らす。


測定時の注意点と安全な使い方

・距離を保つ=電磁場は距離の2乗に反比例して減少します。30cm~1m離れた位置で測定し、基準値を超える場合は距離をさらに取る。

・環境に注意=他の電化製品や電線が近くにあると測定値に影響します。対象機器単体での測定を心がける。

・メーターの仕様を確認=安価なEMFメーターは精度が低い場合があります。測定可能な周波数範囲(低周波/高周波)を確認。

・異常値への対応=基準値を大幅に超える場合、機器の故障や設計不良を疑い、点検・修理を依頼。長時間暴露を避けるため、距離を保つ。

・健康への影響=現在の科学では、家庭用電化製品の電磁場が健康に重大な影響を与える証拠は限定的です。



各機器の電磁場数値と判断基準(まとめ)

機器低周波磁場(μT、30cm離れた位置)高周波(μW/cm²、30cm離れた位置)異常値の目安
電子レンジ0.5~20.01~0.1低周波:10μT、高周波:1μW/cm²
電磁調理器1~10(表面では10~100)ほぼなし低周波:10μT(1m離れた位置)
テレビ0.1~0.50.01~0.1(Wi-Fi使用時)低周波:5μT、高周波:1μW/cm²
PC0.2~10.01~0.1(Wi-Fi使用時)低周波:5μT、高周波:1μW/cm²
スマートフォン0.1~0.50.1~1(通話時)低周波:5μT、高周波:10μW/cm²



(まとめ)  電磁場を正しく理解して安心な生活を

電子レンジやスマートフォンなどの電化製品は、現代生活に欠かせないものですが、EMFメーターを使うことで電磁場の強さを把握し、安全性を確認できます。

測定値が基準値(ICNIRPの1/10程度)を大きく超えない限り、通常の使用で健康リスクは低いと考えられます。

ただし、異常値を見つけた場合や電磁波に敏感な場合は、距離を取る、Wi-Fiをオフにする、専門家に相談するなどの対策を講じましょう。

*本記事は、2025年5月19日時点の情報に基づいています。電磁場の健康影響に関する最新研究や基準は随時更新されるため、信頼できる情報源(ICNIRPや厚生労働省など)を参照してください。


(関連製品)





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【検証】各安!「アルミホイル」で「スマートフォン」から発する「電磁波」を軽減させる


【検証】各安!「アルミホイル」で「スマートフォン」から発する「電磁波」を軽減させる

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「スマートフォン」を敬遠する向きには「電子レンジと同様の電磁波(高マイクロ波)が身体に悪影響を及ぼす」と信じられる方も少なからずおられるようです。

↓確かに「電磁波の恐怖をあおる書籍」も多く出版されていいるのも「真実か否かは別問題」として「危険」という考えで「心配する向き」があるのも事実かも知れません。


↓とは言うものの「科学的に安全を検証されたデータ」も公開されていますのでまずは「様々な検証結果」を「自分で判断」するという「考え方」もあるでしょう。



昔から「電磁波」による「干渉を防ぐ方法」として
知られている方法を「スマートフォン」で試してみました

しかし「気にされる人はとことんこだわる」のも否定はできませんし、確かに「電磁波防止シール」なども「販売」されているようです。↓

(参考製品)

↑とは言え「値段的」にも「気になる電化製品すべてに貼る」というのも「大変」ですね。

そこで一度試して頂きたいのが、台所に常備していそうな「アルミホイル」。

もし「自宅に無い」ケースもあろうかと思いますが「100円ショップ」などで「安価」に入手できますので「お試し用」にももちろん、他の用途にも使えます。

「電磁波」の測定には、専用の「電磁波測定器」を使えば「より正確な数値」なのは言うまでもありませんが「安い物でも2~3万円」もしますので、ここは「スマホアプリ」の出番です。

↓電磁波測定アプリ「BC EMF」については以下記事で紹介していますので「参照」してみてください。





「BC EMF」アプリで「スマホカバー」に入れただけの「スマートフォン」を測定してみると「966.30mg」というけっこう「高め」な数値が測定されました。

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そこで「アルミホイル」で「スマートフォン」自体を「巻いて」みます。


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「アルミホイル」で「巻いた状態」で測定してみると「450.73mg」という「半分とはいえない」ものの「大幅減」された事が確認できました。


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「スマホカバー」にこの様な細工をして「通信・通話」を確認してみます。


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「電波状況」「場所」にもよるかと思いますが、「検証」時点(自宅)では「モバイル通信」「WiFi(家庭内LAN)」も問題なく利用できるようです。


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個人的には「ズボンの尻ポケット」に入れて持ち歩く事が多いので、これで「幾分、電磁波から守られている」状態なのかなと思われます。

なお「男女とも頭・腰のあたり」に「ケータイ」「スマートフォン」を近づけると良くない、とは「携帯電話」登場時から言われていた事を思い出しました。

「電磁波」等気になる場合に「試してみる」価値はありそうです。


(参考製品)






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【これは便利!】身の回りの気になる「電磁波」を測定できるスマホアプリ-「BC EMF」(Android用)/「電磁検出器:EMFスキャナー」(iPhone用)


【これは便利!】身の回りの気になる「電磁波」を測定できるスマホアプリ-「BC EMF」(Android用)/「電磁検出器:EMFスキャナー」(iPhone用)

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古い話にはなりますが、かつて「白装束集団」による「集団移動」の際「電磁波攻撃」を恐れて「白い幕を周りに張り巡らせた光景」がテレビの「ワイドショー」などをにぎわせていましたが、思い返してみると「白い幕ほとんど意味がない」ように思われますが・・・。

この騒ぎが発端になった事が契機になったのか、当時「電磁波測定器」が「3~5万円」するものの一時的に「品切れ」になり「市場から姿を消した」ものです。

ところが2021年の傾向として「通信規格」の「大幅なアップグレード」により、医療系の「電子機器」や話題の「ナノチップ」に「干渉」する恐れがある、という「噂」が流れたせいか、「電磁波測定器」が「再注目」されているようです。

確かに「目に見えない電波が空間を飛び交っています」ので、心配な無きには「1台持っていれば安心」とは思いますが、とは言え、安価な製品でも「2万円台~」と「購入のハードルは高いよう」です。

そこで「測定結果の信ぴょう性」は別として「スマートフォンアプリ」が公開されていますので、一度「アプリ」で試してみて、信頼できると思ったのであれば「有料版にアップグレード」するか「専用の実機を導入」しても良いかも知れません。

(関連記事)



「Playストア」「Appストア」
それぞれで「似て非なるアプリ」が公開されていますが、「インターフェイスは全く異なる」はもちろん「測定結果の確認方法」も違います「知りたい身の回りの電磁波の確認」をする事が可能です。



Android用:BC EMF
Electromagnetic wave detector(EMF maters)
Electromagnetic wave detector(EMF maters)
開発元:BreakContinue Inc.
無料
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iPhone用:電磁検出器:EMFスキャナー

電磁検出器:EMFスキャナー
電磁検出器:EMFスキャナー
開発元:Jorge Gregorio Martin Bello
無料
posted withアプリーチ

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紹介した「Android」端末向け、「iPhone」向けアプリですが、それぞれ「開発元」「開発目的」に差異があるようですので「どちらが優れている」などの問題でもなく「評価」は利用者各自が感じるところと思われます。

あくまで基本「無料アプリ」ですので「不満点」があったとしても、開発側に「フィードバック」するよりも「専用の実機」を購入したほうが「安心」な機能かと思われます。

(関連記事)



(参考製品)



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