【検証】「Spotify」配信楽曲を320kbpsの高音質MP3ファイルでバックアップ保存する方法-オーディオキャプチャ
現在、音楽を聴く手段して「Spotify」や「AppleMusic」などの「サブスク配信」がメインではあるのですが、以前には配信されていた楽曲が「アーチスト側の都合」「楽曲の権利の問題」などの理由で、聴けなくなってしまうケースも少なくありません。
以前から、こうした楽曲をあらかじめ「MP3ファイル」として保存しておく動きもあり、「バックアップツール」も複数存在していたのですが、現在では「著作権」の関係からか全滅状態です。
そんな中、唯一「デスクトップキャプチャ」という手法を駆使して、形式上「320kbpsの高音質MP3ファイル」として保存できる事が確認できましたので、その手順を「紹介」します。
PC内で再生されている音声そのままを録音するので「通知機能」などオフにしておかないと余分な音が入るので注意
この手法を用いるのに必要なのは、WindowsPC(私の環境はWindows10)と「oCam(オーカム)」というフリーソフト。
「oCam(オーカム)日本語対応版」は日本国内では「ベクター」のサイトからダウンロードできます。
このソフト自体、動画キャプチャとして、NetflixやTVerなどの「配信動画のバックアップ」に定評あるソフトなのですが「設定変更」により、「オーディオキャプチャ」機能を使い「MP3ファイル」化する事ができます。
「oCam」を立ち上げ、「オーディオの録画」タブ→「コーデック」→「オーディオコーデック」と進みます。
「オーディオコーデック設定」で「MP3」、ビットレートを「320kbps(デフォルトは192kbps)」、サンプルレートを「44100Hz」のMP3上の最高音質に設定できます。
↑配信動画をMP3として保存するには「オーディオの録画」タブに移ります。
配信音源(画像はSpotjfy)を再生し、左側の赤い「録音ボタン」をクリックします。
配信楽曲の「開始、停止」を細かく設定する必要があります。
これがなかなか面倒ではありますが・・・。
取り込んだ「MP3ファイル」は、PC内の「PC/ビデオ」フォルダ内に「サウンド_日時」形式の名称で保存されます。
「右クリック」で「名前の変更(M)」で任意のファイル名に変える事ができます。
このファイルは一般的なMP3ファイルになりますので、さまざまなツールを使ってファイルの編集が可能です。
↑「アルバムアート」や「アーチスト名、アルバム名などのタグ付け」情報の編集は「MusicBee」を愛用しています。
プレイリスト作成など、音量が異なる場合は「MP3Gain」が便利です。
↓気になる点は、「oCam」を終了する際、ブラウザが強制的に立ち上がり以下のような画面が表示され焦りますが、ブラウザを閉じれば済むだけのようです。
肝心な「音質」なのですが、正直感じ方は「人それぞれ」と言ったところ。
あくまでも元がCDではなく、「ネットを介したストリーミング配信音源をPC上でそのまま再生したものを録音しただけ」に過ぎませんので「元音源の音質」や「再生するPCのスペック」により差がでるのは致し方ないところです。
「再生」に関してはアプリのイコライザなど細かい設定を施す事で改善が見込める場合もありそうです。
また、PC上の音声をそのまま録音する仕組みですので、アプリの通知音、操作音など含めて一緒に保存されてしまいますので、あらかじめそうした設定をオフにしておくなど準備は必要でしょう。
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