【モバイル端末】「2」-端末価格から見る「従来型ケータイ電話」と「スマートフォン」の違い
頑なに「従来型ケータイ電話」で不自由していない、という理由も確かにそうだと思いますが、今利用されている端末にもいずれは「寿命」が来て「買い替える」時がやってきます。
しかし、今後似たような「ケータイ端末」を入手しようとすると、思いのほか「選択肢が少ない」事に気付くと思われます。
「使える機能」は「別問題」として「多く流通している」製品が割安なのは「資本主義」の宿命かも知れません
2021年11月現在、「従来型ケータイ電話」で「買い替え」の対象となる機種は、「形こそ似ている」ものの、通信方式が「3G」ではなく「4G/LTE」になり、「通話音質こそ良く」なります。
しかし「docomoのimode」「auのEZeb」による「メールサービスも新規登録終了」され、「従来型ケータイ電話」での「独自機能」であった「ワンセグテレビ」「おサイフケータイ」も「端末自体に搭載されなく」なるそうです。
「通話」「メール」「SMS(ショートメッセージサービス」だけしか使えない、いわゆる「ガラホ」なる「中途半端」な位置付けな上、それでいて「価格」だけは「ミドルクラスのスマートフォン」とほぼ変わらない「価格帯」になってしまいます。
何故、「機能が減らされて」いるのに「高く」ついてしまうのかというと、これこそ「資本主義における市場の原理」で、「利用者が多く大量に製造されている製品ほど1台あたりのコストが下がり、販売単価が安くなる」という現象によるものです。
↓ネットで確認できる「従来型ケータイ電話」の平均価格は「30,800~50,000円」といったところ。
「価格.com」による「au」ケータイ端末の「価格比較」
もっとも「切り替え時のキャンペーン」や他社への「移行キャンペーン」などで「けっこう割安」になる場合もありますので「あくまで目安」ではありますが。
「スマートフォン」の価格帯
「従来型ケータイ電話」に対し「スマートフォン」の価格帯は「大まか」に分けて「エントリークラス」「ミドルクラス」「ハイエンドクラス」の「3種類」に分けて「販売」されるケースが多いようです。
「エントリークラス(モデル)」=「Android」端末のみ
価格帯:20,000円~40,000円以内
「おサイフケータイ」機能が付いている機種もあり「スマートフォンとしての機能が一通り揃っている」が「OSがひと世代前でアップグレードできない」「カメラ機能がコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)並み」な製品が多いクラスになりますが「SNS」「メッセンジャーアプリ」「リモートワーク」にも使えるレベルの「スマホビギナー」や「コスパ重視」な方々から支持されている機種になります。
「ミドルクラス(モデル)」=「Android」/「iPhone6s、iPhoneSE(2020モデル)」
価格帯:40,000~70,000円以内
「エントリークラス」の機能に加え「最新OS搭載→次期OS迄アップデート化」な機種もあったり「カメラ性能がアップ」し「フルHD画質(720p)」「動画撮影」にも使えるレベルで、通常の使用であれば「充分」なスペックと言えるでしょう。
「ハイエンドクラス(モデル)」=「Android」なら「SONY」「サムスン」「SHARP」などで製造・販売 /「iPhone12、13」
価格帯:70,000以上~150,000円を超える機種も!
「カメラ機能」でいえば「4K動画撮影」にも対応、「プロユース」にも支持されている機種もあります。
また「高性能CPUが必要」な「スマホゲーム」向けの、いわゆる「ゲーミングスマホ」としての利用にも「考慮」された作りになっているのが特徴です。
こうしてみると「従来型ケータイ電話」の価格が、スマートフォンでいうところの「ミドルクラス」とほぼ同等の「価格帯」になります。
このあたり「個人それぞれの金銭感覚」によるところでしょうが、「同じお金をかけるならスマートフォンにしたほうがお得感」がありそうです。
(関連記事)
家電・AV機器ランキング にほんブログ村