【情報共有】チューナーレステレビで採用されているOS「AndroidTV」と「GoogleTV」の違いとは?
2023年度から、家電量販店店舗でも複数の「チューナーレステレビ」なる製品を見かけるようになりました。
この分野の製品では、テレビのOS(オペレーティングシステム)として「AndroidTV」と「GoogleTV」と、2種類のOSが存在しています。
一見「同一OS」のように思われますが、厳密には「別歴史」がある似て非なるOSのようなので、その違いを調べてみました。
2024年現在販売されているテレビに於いては「同一OSのインターフェイスの違い」という位置付けのようです
とは言え、両方ともGoogleが開発しているOSであり、できる事はほぼ一緒ですので、これから購入する際には「あまり気にする必要はない」のかも知れませんが、Panasonic、TVS-REGZA(旧東芝)、Hisenseなどメジャーどころでは「独自OS」を使用してネット動画に対応しており、けっこう「使い勝手に差」がありますので、これらの違いを知っておいて損はないでしょう。
Android TVとGoogle TVは、両方ともGoogleが開発したテレビ用のOS(オペレーティングシステム)です。
【AndroidTV】
Android TVは、かんたんに言うとスマートフォン、タブレット端末で使用しているAndroidOSをベースに「テレビ向けにカスタマイズ」されているシステムになります。
あくまで、一部ではありますが、タブレットやスマートフォンで採用されている、あらゆる種類のアプリを実行できる事が特徴とされています。
また、Android TVは、デバイスメーカーがそれを実行するデバイスを作成するためのオープンプラットフォームなので、ニーズに最適なものをメーカー側で追加できるようになっているシステムです。
店頭で見かける製品としてしては、日本のメーカー「ORION」製チューナーレステレビなどに搭載されています。
【GoogleTV】
一方、Google TVは、同じGoogle製品でも、PC向け「ChromeOS」、スマートテレビデバイス「Chromecast」をベースに構築されたインターフェースで、本来別売りである「Chromecast」機能が内蔵されており、スマートフォン、タブレット端末、PCとも同期して「直接テレビ画面にミラーリング」できるようになっています。
「TCL」や「GreenHouse」など「格安メーカー」の2023年からの機種もGoogleTVを採用。
また、SONY、SHARPでもGoogle TVを採用し始めています。
もっとも、AndroidTV搭載のテレビでも「Chromecastビルトイン(機能が内蔵)」の製品が増えていますので、今後この「差」は関係なくなるのかも知れません。
以上の情報を踏まえると、Android TVは、スマートフォンやタブレットとの親和性が高く、オープンソースであるため、制限なしに任意のアプリやゲームを使用できる。
Google TVは、より統一されたインターフェースを提供し、コンテンツの検索と発見に特化しています。
どちらのテレビが適しているかは、個人の好みによって異なるでしょう。
(参考書籍)
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