【検証】ちょい古めAndroidスマートフォンの遅い動作を改善し延命させる設定
Androidスマートフォン・タブレットの多くは、iPhoneと異なり、OSのアップデートが多くても1~2回しか対応されていません。
製造から数年し、最新OSに非対応になったあたりから、標準電話以外のアプリの動作が重くなり、最悪は、YouTubeなどの動画再生に時間がかかり、ストレスになるケースもあります。
本来は、対応OSのアップデートが終了した時点で、最新機種に買い替えるのがベストではありますが、とくにゲームする、動画の配信をするなど、ハードな使い方をしないのであれば、できるだけ長く使い続けたいものですよね。
そこで今回は、筆者手持ちのAndroidスマートフォン、SHARP AQUOS sense4(Android10)で、端末の細かい設定で、重い動作を改善する方法を「検証」してみます。
*AndroidOSの現行バージョンは、「13」
「開発者オプション」をイジるのでリスクは覚悟。実行は自己責任で
この手法は、スマートフォン端末の「開発者オプション」を編集し、「アプリの強制終了」と「バックグラウンドで動作するアプリを制限する」状態にし、動作を軽くするものです。
まず、「アプリの強制終了」とは、文字通り「現在使用していないアプリを動作させなくする」というものです。
「設定」⇒「アプリ」と進み、端末内にインストールされたアプリ一覧を表示させます。
この一覧の中からあまり使わないアプリを選択し 、そのアプリの強制終了ボタンをタップし、強制終了ボタンがグレイ表示になれば完了です。
普段使わないものはどんどん強制終了しても問題ないでしょう。
これによりアプリの動作による端末へのの負荷が減る上、無断通信も減るの無駄な動作の発生を抑える効果があります。
ちなみに「アプリの強制終了」の解除は、アプリをもう一度再起動すれば OK です。
次にバックグラウンドで動くアプリを制限する方法です。
強制終了はアプリ自体を起動しなくさせるという方法ですが こちらはバックグラウンドで同時に起動できるアプリ数制限をかけるという方法です。
この設定を行うためには「開発者オプション」を有効にする必要があるのですが、単に「設定」をたどってもその項目が見つかりません。
少し面倒ですが「開発者オプション」に入るには「デバイス情報」内の「ビルド番号」を7回タップします。
これで「開発者オプション」が有効になります。
「設定」に戻り「システム」⇒「開発者オプション」に進みます。
「開発者向けオプション」の下方にバックグラウンドプロセス上限があるのでここをタップします。
最初は標準の上限になっているので、プロセスの上限4を選びます。
標準の上限ではアプリを20個ほどバックグラウンド起動できるようですが、これにより4個までに制限されます。
この処置で、端末にかかる負担と通信量も減るため動作の軽減が期待できます。
ここまでの処理をすべて行えばAndroidスマートフォン端末はかなり軽くなっているはずです。
とは言えイレギュラーな方法ですので、すべてのアプリの動作が軽くなるわけではなく、アプリによっては動かなくなる可能性もありますので、その場合はあきらめて設定自体を元に戻すしかありません。
いずれにしても「メーカー非推奨」の設定変更ですのでリスクは否定できません。
実行はあくまでも「自己責任」で。
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