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液晶テレビ

【情報共有】有機ELテレビの「5年寿命説」-初期製品の不具合が報告され始めているようです


【情報共有】有機ELテレビの「5年寿命説」-初期製品の不具合が報告され始めているようです

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家電量販店の店長である後輩の話によると「有機ELテレビの画面の焼き付き」などの不具合が多発しているとの事らしいです。

考えられる原因として、かつての「プラズマディスプレイ」の問題に似た、仕組みとしての液晶テレビのバックライトによる画面表示に比べて、ブラウン管の仕組みを元にした「自発行」のため「静止部分の焼き付け」が発生する事がある点。

もっとも現行で販売されている「有機ELテレビ」についてはこのあたりの問題が改善されているらしいのですが、不具合が報告されている製品の多くが、4K8K対応テレビが普及し始めた、2017~2019年頃市場に出回った「製造から5年以上経った製品」にこうした問題が見られるようです。

仕組み上「画面焼き付け問題」は完全には避けられないのかも。ミニLEDという選択肢もありますが

2024年5月8日現在、テレビ選びにおいて、「液晶テレビ、有機ELテレビ、ミニLEDテレビ」3種類が主流となっています。

それぞれの特徴、メリット、デメリット、製品寿命、長持ちしない理由などを比較し、今後、ニーズに合ったテレビを購入するため参考となりそうな情報をまとめてみました。


【有機ELテレビ】


【メリット】

・「高コントラスト」 自発光のため、真の黒を表現できる(白と黒のコントラストが非常に高く、メリハリのある映像)
・「広視野角」 斜めから見ても色やコントラストが比較的変化しにくい
・「薄型パネル」液晶テレビやミニLEDテレビと比べて、薄型で軽量 バックライトが不要で、スリムなデザインが可能
・「応答速度が速い」 動きの速い映像でもクリアな表示を再現

【デメリット】

・「価格が高い」 製造コストが高く、価格が液晶に比べて高価
・「画面焼け」 長時間同じ画像を表示し続けると、画面に残像が残ることがある
(近年の有機ELテレビは、焼き付き対策が強化されているそう)

【製品寿命】

使用環境や使い方によって異なりますが、一般的に有機ELテレビの製品寿命は約5年~7年と言われています。


液晶テレビ



【メリット】

・「低コスト」 製造が容易で、一般的に他のタイプより安価
・「明るいディスプレイ」 明るい環境でも見やすい
・「広い視野角」色の変化が少なく、多角度から見てもクリアな画像を提供

【デメリット】

・「コントラストの限界」 黒が完全に暗くならず、灰色がかることがある
・「応答速度」 有機ELに比べて動きのあるシーンで残像が残りやすい
・「製品寿命」 約6万時間と有機ELテレビやミニLEDテレビと比べて、製品寿命が長い傾向がある
・「価格が安い」 3種類のテレビの中では最も安価な選択肢と言えるでしょう
・「省電力」 有機ELテレビやミニLEDテレビと比べて消費電力が低い
・「明るい画面」 高い明るさを実現し、明るい部屋でも見やすい画面
・「広い視野角: 斜めから見ても色やコントラストが比較的変化しにくい
・「製品寿命が長い」約10年~15年: 使用環境や使い方によって異なりますが、一般的に液晶テレビの製品寿命約10年~15年と言われています。

【デメリット】

・「黒色表現」 有機ELテレビやミニLEDテレビと比べて、黒色が浮いてしまう場合があります。
・「コントラスト」有機ELテレビやミニLEDテレビと比べて、コントラストが低いです。
・「応答速度」 有機ELテレビやミニLEDテレビと比べて、応答速度が遅く、動きの速い映像が少しぼやけて見える場合があります。
・「厚みがある」けっこう健闘してはいますが、 有機ELテレビやミニLEDテレビと比べると、厚みを感じます
・「焼き付き」有機ELテレビほどではありませんが、長時間同じ画面を表示し続けると、画面に焼き付きが発生する場合がある(10年以上使用している液晶パネルでは顕著に感じます)

・「バックライトの劣化」 液晶テレビは、バックライトの劣化によって画面が暗くなったり、色味が変わったりすることがあります

・「コンデンサの劣化」 コンデンサは経年劣化によって容量が低下し、電源回路が不安定になることがあります。

・「パネルの劣化」 長時間同じ画面を表示し続けると、パネルが劣化して焼き付きが発生することがあります。

ミニLEDテレビ

液晶テレビと有機ELテレビの良いとこ取り。

液晶テレビの明るい画面と省電力、有機ELテレビの優れた黒色表現とコントラストを両立

【メリット】

・「高い輝度とコントラスト」 ローカルディミングにより、細かい光の制御が可能
・「均一なバックライト」 ミニLEDは均一な照明を提供し、画質を向上させます
・「薄型:」有機ELテレビと比べて、比較的薄型

【デメリット】

・「コスト高」:新技術のため、生産コストが高くなりがちなのは否めません
・「技術的な複雑さ」 製造が複雑で、大量生産が難しい
・「製品寿命」 ミニLEDの寿命に関する具体的な情報は限られていますが、液晶テレビと同等またはそれ以上と推測されているようです
・「価格が高い」まだ量産体制が整っていないため、液晶テレビ、有機ELテレビよりも高価 

これらのテレビタイプはそれぞれ利点と欠点があり、選択は視聴環境や予算、好みによって異なります。

寿命に関しては、使用環境や画面の明るさ設定、表示内容などによっても大きく変わるため、メーカーの指定する寿命はあくまで目安となります。

また、新しい技術の進歩により、これらの数値は変化する可能性があります。

テレビの設定によって非表示にできる機種もありますが、「時間表示」「チャンネル表示」が焼き付く場合もあるようです。

我が家では「TVゲーム」を利用していませんので未検証ですが、ゲーム画面の背景画像が焼き付くケースもあるそうです。

いずれも「ブラウン管」時代のテレビからすれば「テレビ自体の寿命は短く」なっている傾向があるようです。


以上、参考になれば幸いです。


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【情報共有】液晶テレビのの「白飛び」とはどういう症状現象か?


【情報共有】液晶テレビの「白飛び」とはどういう症状か?

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「4K液晶テレビ」購入を検討し、製品比較をしている中で、画面の「白飛び」というワードがよく出で来るので「どういう現象」なのか調べてみました。

「白飛び」とは、表示能力や設定によって起こる現象の事を言いますが「設定」によってある程度改善が期待できます

液晶テレビの「白飛び」とは、「画面の明るい部分が明るすぎて、色や形が区別できなくなってしまう現象」を指すようです。

例えば、雪景色や空などの白いものを写したときに、細かいディテールが失われて真っ白になってしまうことがあります。これを「白飛び」と表現するようですが、「液晶テレビの表示能力や設定によって起こる」と言われています。

液晶テレビの「白飛び」には、主に以下の2つの「原因」があるようです。

①「バックライトの明るさが高すぎる」

バックライトの明るさが高すぎると、画面全体が白っぽくなり、階調が失われる傾向があります。

これは、店頭で目立つように明るく設定されたままの液晶テレビを購入した場合によく起こる現象です。

バックライトの明るさは、部屋の照明や視聴距離に合わせて調整する必要があります。

②「コントラストや彩度の設定が不適切」

コントラストや彩度の設定が不適切だと、画面の色や明暗が極端になり、白飛びや黒つぶれを引き起こします。コントラストは、画面の明るい部分と暗い部分の差を表します。彩度は、画面の色の鮮やかさを表します。コントラストや彩度を高く設定しすぎると、画面が不自然になります。


液晶テレビ白飛びを防ぐためには、以下の対処法があります。

・バックライトの明るさを下げる

バックライトの明るさを下げることは、最も簡単な対処法です。液晶テレビのリモコンやメニューから、バックライトの調整ができます。バックライトを下げると、画面全体が暗くなりますが、白飛びは減少します。

・コントラストや彩度の設定を適切にする

コントラストや彩度の設定を適切にすることは、少し難しいかもしれません。液晶テレビには、標準や映画などのプリセットモードがありますが、これらは必ずしも最適ではありません。自分でカスタマイズする場合は、参考画像や測色器などを使って調整すると良いでしょう。


(参考動画)





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【情報共有】「4K」ならぬ「2K」「1K」テレビとは?


【情報共有】「4K」ならぬ「2K」「1K」テレビとは?

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2022年6月現在「家電量販店」店頭で見かける「液晶テレビ」「4Kテレビ」「フルHDテレビ」がほとんどのように感じます。

そんな中「32型~40型」サイズの一部の機種で「4K」ならぬ「2K」、小型の「19型~24型」では「1K」なる規格が「表示」されているテレビも販売されているのも見かけます。

ちなみに「HD」とは「ハイビジョン」の正式名称である「High Definition TeleVision(HDTV)」を略した名称で、「画面解像度」は「1280×720」という「解像度」になります。

この「解析度」と「画面のサイズ」について「確認」してみましょう。


あくまでテレビ機器の「スペック上の規格」なので「実際の放送映像」と一致しないケースもあるようですが


画像ピクセル数画面解析度
HD(720p)1280×720
1K1366×768
フルHD(1080p)1920x1080
2K(1440p)2560x1440
4K(2160p)3840x2160
8K(4320p)7680x4320


「4K」テレビ-43インチ以上が主流

一般的に「4K画質」が実感できるテレビのサイズとして「43型」以上と言われています。

しかしながら、現状「4K放送」とされている番組のほとんどが「4Kアップコンバート」と呼ばれる「疑似(HD画質の映像を4Kぽく観れるレベル)映像」放送局側から「送信」され「テレビ側」の機能で「再現」させるという仕組みです。


「2K」テレビ-40インチ以下の「一部」で存在しますが・・・

「4K」テレビが登場する前の「基幹放送」である「地上デジタル放送」(BS、110°CSは番組により異なる)は、基本、縦横「2560x1440画素(フルHDの1080x1920に収まる)」よう「送信」されています。これが「2K」という「規格」になります。

この「送信された映像」を視聴する「テレビ」側で「復元再生」するのですが、一般的にほとんどのテレビが「フル液晶テレビ」の「解析度」が「1920x1080p」であれば「送信される映像が2KであったとしてもフルHDでしか再現されない」と言う事になります。(もっともテレビ側のアップコンバート機能でそれなりに画質がよくなる機種も存在します)

「2K」として販売されているテレビはこの「2560x1440画素」をフルに「再現」できるテレビで「4Kテレビ」が普及した頃から「市場に登場」してきた製品なので「知名度が低い」のかも知れません。

「まぎらわしい」のはこうした規格自体が「曖昧」なようで「メーカー」「販売店」によっては「2K=フルHD」「疑似2K(アップコンバートできるテレビ)」を「同一製品」として「位置づけ」ているケースも「少なくない」ようですので「よく確認」したほうが良いでしょう。

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「1K」だと数値上「フルHD」以下「HD以上」のスペックになるので「24インチ」以下が主流のようです

「1Kテレビ」はというと厳密に言えば「1366×768p」のテレビの事をさすらしいのですが、従来「1280x720p」解析度の製品が多かった「19~24型」テレビの一部がこの「1K」という規格を採用しているようです。

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「地上デジタル放送」が「見られれば大丈夫」
という「世帯」であれば従来の「HDテレビ」に比べ「若干」画質が良くなり「価格帯」もさほど変わりがないように感じますので、「2台目」「新生活でとりえず小さいサイズでもテレビが欲しい」という場合の「選択肢」として「チェック」しておいても良いと思います。


(参考製品)


【2Kテレビ】





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【これは便利!】「液晶・有機ELテレビ」の大画面を「アクアリウム」化する


【これは便利!】「液晶・有機ELテレビ」の大画面を「アクアリウム」化する

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2000年代前後「空港」や「商業施設」「病院の待合室」などに設置されていた、「デジタルアクアリウム」が流行っていた時期もありましたよね。

当時「大型モニター」が一般家庭内にあまり現実的ではありませんでしたのでけっこう「目新しい印象」があったのですが、いつの間にか見かけなくなったように感じます。

ところが、家庭内テレビも「32型以上」の大画面が一般家庭内に「普及」、かつ「ディスプレイ」も「4K/8K」画質になった事により「自宅やオフィス内のテレビをモニターとしてアクアリウム化」するユーザーも増えているそうです。

「4K」「8K」ディスプレイならさらにリアルな「アクアリウム」になるかも

自宅などでの「リモートワーク」中に、BGM代わりに「テレビをつけっぱなし」にしている向きも多いと思いますが、実際やってみると「テレビ内容に飽き飽きしている」という意見もあるようです。

そこで試してみていただきたいのが「YouTube」などで「公開」されている「アクアリウム(水槽)」を再現された動画です。

(現在、我が家で利用している動画コンテンツ)↓。





テレビ自体が「4K/8K」に対応されていれば「よりリアルにアクアリウム化」されるように感じます。





「YouTube無料版」ですと途中で「CM」が入ってしまいます「ながら見」だと個人的にはあまり気になりません。


↓「YouTube」に対応している「テレビ」も最近増えてはいますが、「Amazon Fire TV Stick」「Google Chromecast」などのデバイスを用意すれば「HDMI対応しているテレビ」であれば「アクアリウム化」が簡単に「再現」可能です。















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【情報共有】最近市販されている「4K・8Kテレビ」では「B-CASカード」が必要無い?


【情報共有】最近市販されている「4K・8Kテレビ」では「B-CASカード」が必要無い?

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今更ですが、最近、家電量販店で販売されている「4K・8Kチューナー内蔵テレビ」のどこを見ても「B-CASカード」を差すスロットが無い事に気づきました。




「B-CASカード」は、もともと「BSデジタル放送用」に開発された受信や録画・コピー回数を制限する「B-CAS方式」を利用するためのカードです。

もちろん皆さんご存じの通り、2011年の「地デジ化」以降、現在ではBS放送だけでなく「地上波デジタル放送(地デジ)」や「110°CS」放送でも使用されています。
「不正使用防止」のため「機器に内蔵チップ化」されているようです
「WOWOW」などの「BS有料放送」「スカパー!」「有料放送」は、テレビに挿入した「B-CASカード番号」で管理され、放送局側が契約者限定で受信可能に設定しています。

「WOWOW」などに新規加入する際に「B-CASカード番号が必要」なのはこの仕組みのためです



ところが最近販売されている「4K・8K放送」には受信や録画・コピー回数の制限にB-CAS方式ではなく「ACAS」という方式が採用されていて、4Kチューナーを内蔵した機器には「ACAS方式対応」チップが内蔵されているので「B-CASカードスロットが無い」という事です。

背景として「B-CAS方式がすでに解析されてしまい、不正改造したカードの流通が止まらない」ため、新たな方式が必要となったためとされています。

テレビなどに内蔵される「ACASチップ」は、「ACAS方式」のほか「B-CAS方式」にも対応しており、「4K・8K放送」だけでなく従来の「地デジ・BS・110°CS」放送も「ACASチップ」があれば受信可能な仕様となっています。

なお、「ACASチップ」メイン基板とは別に取り付ける仕組みになっていますので「故障」など「交換」自体は可能なようですが、従来の裏技的な「B-CASカードの抜き差しによる視聴制御」などは「不可能」になりますので、今後「ソフト的な制御方法」も現れる予想もあります。




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