【検証】災害時など電波状況が不安定なときに「Androidスマートフォン」同士を「Wi-Fi」「Bluetooth」で相互接続しメッセージを暗号化して「送受信」できるアプリ-「Briar」
「震災」や「水害」など「災害時」に問題になる「連絡手段」。
先の「3.11」の震災時に活躍したのが、「Twitter」を始めとした「SNS」ですが、時は経って現在では「既読確認」や「音声通話」などが利用できる「LINE」など「メッセンジャーアプリ」が利用される事が予想されます。
「3.11」の際は「固定電話」「携帯電話」「メール」が「混みあった」ため、当時あまり普及していなかった「SNS」側の「サーバに余裕があり」連絡手段として「機能できていた」のですが、今後「大きな災害」など「通信手段がパンク」した際、もっとも多く利用されている「LINE」などの「メッセンジャーアプリ」の「サーバがパンク」する恐れがあるという意見もうたわれているようです。
こうした「SNS」「メッセンジャー」アプリのほとんどが「クラウド」上の「サーバ」を介して「メッセージのやり取り」を行っている仕組みのため、当然「一度に多くのアクセスが集中」すると「アクセス制限」が自動的にかかり「連絡しにくい状況になる恐れがある」というもの。
現在、「SNS」「メッセジャーアプリ」「IP電話アプリ」のほとんどがこの「サーバを介した通信形式」をとっていますので「LINE」がダウンしたとすれば他の「メッセジャーアプリ」も「同様な状態」である事も予想されます。
こうした状況下でも「サーバを介さない連絡手段」として「注目」されているアプリが「Briar」なる「Androd端末用アプリ」です。
かの「香港DEMO」でも利用されたという「サーバーを介さない」災害時でも安全にメッセージをやり取りする事ができるアプリです
「Briar」は監視と検閲を防ぎ、「Torネットワーク」「WiFi」「Bluetooth」を使用し、各端末間で「エンドツーエンド」で「暗号化された通信」を行う「仕組み」のアプリ。
「サーバーを介さない」ためネットワーク上の脅威からデバイスを保護し、「情報漏えい」などの心配も少なく「メッセージのやり取りが可能」になるという仕組み。
2021年12月現在「Android」端末のみの対応で「iPhone」には「非対応」になっています。
Briar
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アプリ自体は「Playストア」から入手する事が可能です。
イメージとしては「Android」端末を「ケータイ通話」の代わりに「テキストメッセージ」と「写真データのやり取り」だけですが「トランシーバー」的な「範囲内」での使用ができるという点が「他のメッセンジャーアプリと異なる」アプリです。
まず、「通信でやり取りしたい端末両方」にアプリを「インストール」する必要があります。
最初の設定では「連絡先」→「近くにいる相手を連絡先に追加」と進み「QRコード」を表示させます。
「接続」したい「端末」同士で「QRコード」を読み込むと「連絡先として認識」されます。
↓「LINE」と同じような感覚で「テキストメッセージのやり取り」や「写真データのやり取り」が可能です。
↓基本的な「設定例」。「Bluetooth経由で連絡先に接続」「同じWiFiネットワークで連絡先に接続」「インターネット経由で連絡先に接続」項目をそれぞれ「オン」にします。
「災害時の混乱」にももちろん、かの「香港DEMO」下の街中の「電波の混線」の中でも「一番連絡取りやすく」評価が高まったと言われている「仕組み」のアプリです。
ただし、今後、こうした「仕組みのアプリ」が「主流」になってしまった場合、「電波混線」が起こる可能性は否定できないのも確かではありますが「インストール」しておいて「損はない」アプリかと思われます。
実際、使ってみると「思いの外使い勝手が良い」ため「家族の家庭内での連絡」「仲間内・職場でのメッセージのやり取り」など「トランシーバー的」な使い方もできそうです。
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