【情報共有】「音楽CD劣化問題」-デジタルといえども「物理的劣化」が始まっているらしい

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「市販の音楽CD」「寿命」は、一般的には、30年から100年と言われていますが、実際には、わずか数年で読めなくなってしまった事はありませんか。

実は、個人的にコレクションしている「輸入盤CD」の一部で「音飛び」が激しくなったり、「アルバム内の数曲」が「再生不能」になってしまう事が続いており、その「解決策」を調べたところ「一部の海外製CD」の「寿命問題」が発生している事が判明した事項がありましたので「情報共有」します。

大事なコレクション音源も寿命には勝てなさそうです

調べて行くと、1980年代後半に主に「欧州」で制作された「市販音楽CD」の一部で「ディスク本体」(薄いアルミ部分)「錆」てしまい「再生不能」になっているケースが「発生」しているようです。

何故こうした状態になってしまうのかと言うと、一番わかりやすいのは「データを読み取る反射面に傷がついてしまう」という原因を思い付く方も多いでしょう。


(巷で囁かれている原因とされる現象)

化学的な劣化

CDのレーザー光を反射」させる層は、空気中の酸素や水分と反応して酸化したり腐食したりします。

これにより、反射率が低下してデータが読み取れなくなります

特に高温や高湿度の環境では、劣化が早まります。

生物的な侵食

「CDの表面や内部にカビや菌が繁殖」すると、レーザー光を反射させる層や保護層を侵食してデータが読み取れなくなります。

特に高温や高湿度の環境では、侵食が早まります。

しかし「しっかりとケースに収納し大切に保存」していたとしても「トラブルが生じる」事例も報告されています。

想定外なのが「音楽CDが錆びる」という「事実」。

原因はいくつか考えられるのですが、そのひとつとして「プレス盤の品質が悪い製品が一時出回っていた時期」があり、特に「CD黎明期」である「1980年代中盤以降」に主に「欧州」でなどで「低品質CDが量産」された時期があり、その当時「輸入盤」として購入した「音楽CD」に「被害報告」が上がっているようです。

「国内制作CD」に於いても「1990年代」には「廉価版CD」が登場し、「音質含め」「千差万別」の「製品が大量プレス」されており、これらも今後「製造から50年~60年経た時」同じような問題が発生する事も「予測」されるという声もあるようです。

個人的にも「お気に入りの音楽CDコレクションは一生モノ」と考えがちですが、「デジタル」と言えども「物理的劣化」は避けられない運命にあるようです。

特に「名盤」と呼ばれる「音楽CD」を多数コレクションしている「オーディオ愛好家」に於いては「そろそろバックアップ」など「保管方法」など「改めて検討」する時期に来ているのかも知れません。

(参考動画)参考までに




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