【検証】ちょい古Androidスマートフォンの動作を最適化する-「DNSアドレス」を変更してみた

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iPhoneでは数年前の古めの機種でも最新OSがインストール機種であればアップデートすることでそこそこ使う事が可能なのですが、Androidスマートフォンの場合、最新OSにアップデートできたとしても2世代前の機種だと「動きがモッサリ」と感じることも少なくありません。

CPUメモリーの問題であればあきらめるしかありませんが、ネット環境の改善であれば何とかなるかも知れません。

そこで今回は、ネット上で推奨されている「DNSアドレス変更」を行い、古い端末の動作改善「検証」してみました。

古めの端末でもアプリによってはキビキビとした動作に改善できる事が確認できました

Android 9 以降の端末では、システム全体(Wi-Fiとモバイルデータ両方)でDNSを統一的に変更できる「プライベートDNS」機能が追加されています。今回はこれを利用して改善をはかってみます。

ホーム画面から設定アプリ(歯車アイコン)を開きます。

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「設定」→「ネットワークとインターネット」と進みます。

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「ネットワークとインターネット」→「プライベートDNS」。(端末のメーカーによっては「接続」→「その他の設定」内にあります)

「プライベートDNS」「オフ」から「プライベートDNSプロバイダのホスト名」に変更します。

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ホスト名欄にDNSプロバイダのホスト名を入力します。

例: Cloudflare → 1dot1dot1dot1.cloudflare-dns.com

例: Google → dns.google

今回は、「dns.google」で試してみました。

一部のデバイスでは直接IPアドレス(例: 1.1.1.1)を受け付けないため、ホスト名形式で入力する必要もあります。

「保存」をタップ。

ネットワーク接続が更新され、全ての通信で指定したDNSが使用されます。

あくまでも個人的環境:SHARP AQUOS sense4(Android12)での実感ではありますが、YouTube動画、Yahooニュース、天気、X(旧Twitter)などネット環境に依存するアプリの動作が、キビキビと軽くなったような気がします。

また、iPhone端末Fireタブレットなど、他のモバイル端末では「プライベートDNS」機能がありませんのでこの様にかんたんに「DNSアドレス変更」を実行する事はできず、ハードルは高そうです。

なお、両方の端末で「DNSアドレス変更」を試みてみましたが、けっこう手間がかかる上、あまり効果が確認できませんでしたので、実行は現実的ではないように感じます。

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