【トラブル解決】「旧式レコーダー」の「HDMI」「D端子」が認識しない場合確認すること
「引越し」などでテレビ、レコーダーを移動した際、設置作業を業者さんにやってもらったのにかかわらず、テレビはちゃんと映るのに、レコーダーの画質が以前よりかなり落ちたというケースもあるようです。
こうしたケースのほとんどが「ケーブルはちゃんと接続されているものの、何等かの原因でアナログ接続の設定に戻ってしまっている」という事が考えられます。
理由としては「テレビのデジタル化」が修了して約10年となろうという現在、かつての「アナログ」時代の高画質規格「D端子」（アナログハイビジョン規格）、「S端子」（S-VHS規格）と現行の「HDMI」規格の違いを知らないサービスマンも増えてきているのも原因かも知れません。
最近のテレビは「HDMI」と「ビデオ端子」しかない機種も多いので若いサービスマンだと「D端子」や「S端子」を知らないケースもあるようです
リモコンの「入力切替」ボタンで「放送」「ビデオ１」は映るものの「D端子」や「HDMI」が無効になっているケースの場合、これを「有効」にしてあげる必要があります。
「HDMI」「D端子」に合わせると「入力信号がありません」と画面に表示されます。
有効な接続が「ビデオ入力」だけなようなので入力切替「ビデオ１」で「デジタル設定」をします。
念のため「ビデオケーブル」をテレビ・レコーダーに接続し直してみます。
テレビ側の設定（三菱 REAL LCD-19B10）での例
まずは「テレビ」側の設定。
リモコンの「メニュー」を押して「設定」→「出入力設定」と進みます。
「入力スキップ設定」と聞きなれない項目ですが、確認したところ、「D端子」「HDMI」ともにスキップが「する」になっていました。
これを「しない」に設定してあげます。
レコーダー側の設定（三菱 DVR-RV735）での例
続いて「レコーダー」側の設定です。
まず、リモコンの「ナビ」を押します。
↓ビデオ接続（赤・白・黄色のケーブル）でつないで「セットアップ」画面を表示します。
この時「HDMI」「D端子」ケーブルも接続しておいて下さい。
「セットアップ」を選択。
「HDMI」の項目を選び「HDMI機器制御」を「入」にします。
この「設定」が完了すると「D端子」「HDMI」それぞれの「入力画面」で「HD画質」で視聴する事ができるようになりました。
今回は「三菱」製品で検証してみましたが、他メーカーでも、各部分の名称が違っていたりしますが、概ね行う作業工程は同様ですので、もし同じような症状で困っているのであれば、いろいろといじってみて下さい。
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